スポーツ

武藤敬司×NOSAWA論外「プロレスLOVE」大放談(2)闘魂三銃士結成の地にも同行

NOSAWA 武藤さんと初めて海外に行ったのは06年5月のメキシコですね。ウルティモ・ドラゴン校長の興行「ドラゴマニア」で。ピラミッドに一緒に行きましたよね。

武藤 ナウカルパンにあるウルティモの道場に学にも行ったよな。そのにオカダ・カズチカがいらしいな。

NOSAWA いました、いました。メキシコ覚えているのは控室で武藤さんがちょっと機嫌悪く「おい、口もケツも両方霧だよ」って言っていたとですね(笑)。

武藤 メキシコのドレッシングルームのトイレには便座がないんだよ。で、観光地に行くとトイレの門番みたいなのが紙を売ってんだよ。そういうシステムには馴染めなかったな。

NOSAWA 武藤さん、辛い物が好きだから大丈夫だと思ったんですけどね。

武藤 そんなにひどくなかったけど、ちょっとゆるかったかな(苦笑)。

NOSAWA 武藤さんと行っていちばんうれしかったのは07年8月のプエルトリコですね。武藤さんが蝶野正洋さん、橋本真也さんと闘魂三銃士を結成したサン・クリストバル城の要塞にも行きましたよね。

武藤 あの時、プエルトリコは19年ぶりだったから、昔と全然違ってたな。近代化されてビルばっかりになっていて、昔住んでいたアパートを探したけど、見つからなかったもんな。

NOSAWA で、プエルトリコからアメリカに移動してイリノイのキャンプ場で行われた「ブラッディマニア」っていう大会で武藤さんと僕がタッグを組みましたね。夜中12時スタートの大会で(笑)。

武藤 外だから蚊が多くて、面倒臭いから毒霧で殺したんだよ、グレート・ムタだから(笑)。

NOSAWA いきなり毒霧を噴いて‥‥エンターテインメント、キャラクターってこういうものなんだなって衝撃でしたね(笑)。僕は武藤さんの弟子ではないですけど、結構、長い時間一緒にいられたからラッキーですよ。

武藤 共に全日本からW-1にも行ってね。

NOSAWA 共にじゃないですけど(苦笑)。その時、僕は全日本に上がらなくなっていたんですけど、全日本がゴタゴタしていて武藤さんが辞めて1人で団体を旗揚げするっていうのを聞いたから、武藤さんに電話して「僕も付いていきますよ」って言ったら「バカ、お前、誘ってねぇよ」って言われたんです(笑)。

武藤 へぇーっ(笑)。

NOSAWA でも旗揚げから呼ばれたんです。そのあと、プロレスリング・ノアでも一緒ですから、本当に長いお付き合いで。

武藤敬司:62年12月23日生。84年4月、新日本プロレスに入門。蝶野正洋、故・橋本真也と「闘魂三銃士」と称され、トップレスラーへ。02年2月に全日本プロレスへと移籍し代表取締役社長に就任、プロレス大賞MVPに輝いた。13年に「W–1」旗揚げ。18年3月末に両膝を人工関節に施術。21年2月にプロレスリング・ノアへ電撃入団。23年2月21日、東京ドームで引退。現在はタレントとしても活躍する。

NOSAWA論外:76年12月17日生。95年の屋台村プロレス入門を皮切りに、同年12月にPWCで正式デビュー。98年からメキシコに渡って活動。メキシコと日本、アメリカを行き来し、プエルトリコ、グアテマラ、オーストラリアにイタリア、イギリスと世界を股にかけて戦う。日本国内だけでも、全日本、新日本、ノアをはじめ、多くの主要団体のリングに分け隔てなく上がった。23年2月21日、東京ドームで引退。現在は文化人。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
新横綱・大の里の新たなライバルになるのは新入幕の「白鵬の弟子」
2
中日の大飛球「一塁側カメラでポールの内側通過」でも塁審は「ファウル」里崎智也が指摘した「致命的欠陥」
3
中居正広「性暴力騒動」にとんでもない情報が!被害女子アナの黒幕は「交際アーティスト」だって!?
4
広島カープにまた「呪い」が降りかかる!野球誌がもたらした「まさかの大失速」悪夢の記憶
5
橋本環奈に「すごい才能あり」伸びしろが怪しい女優業を辞めて「司会」に専念してみろ!