芸能

NHK朝ドラに主役級の女優が出てこなくなったのは「メリットがないから」

 2026年度後期のNHK連続テレビ小説第115作が「ブラッサム」に決まった。明治、大正、昭和を駆け抜け、自由を求め続けた作家・宇野千代をモデルとした物語で、石橋静河が主演であることも発表されている。

 石橋の父は歌手で俳優の石橋凌、母は女優・原田美枝子だ。2018年前期の「半分、青い。」以来の朝ドラ出演であり、ヒロインは初めて。過去にヒロインのオーディンションに応募したことがあり、

「初めて声をかけていただいた時は、青天の霹靂とはこのことか、と。今もビックリしています」

 と心境を明かしている。

 現在、朝ドラは今田美桜がヒロインの「あんぱん」を放送中。その後は高石あかりがヒロインの「ばけばけ」、見上愛がヒロインの「風、薫る」が待っている。NHK関係者が言う。

「最近の傾向を見ると、主演クラスよりもワンランク落ちる演技派がヒロインに起用される傾向になっている。とはいえ、発表が以前に比べてかなり早い段階になった。なので撮影が始まる頃には、あまり話題にならなくなってしまっている」

 以前は吉高由里子、杏、波瑠、有村架純、広瀬すず…と、すでに主演級の女優がオーディションなしでヒロインに起用されたが、どうやら今後は、なかなか主演級の起用はなさそうだという。いったいなぜか。

「撮影期間が約半年で、東京局の制作ならまだしも、大阪局制作の場合、現地に滞在しなければなりません。その上、視聴率が低ければ叩かれる。なかなか撮影期間中には他の仕事を入れづらく、すでに主役級の女優にとっては、あまりメリットがないのです。なので芸能事務所は、これから売り出したい女優を優先的にヒロインに…ということです」(放送担当記者)

 ステップアップを望む女優には朗報だろう。

(高木光一)

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